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May 14, 2005

「38万円で本ができた」って本当?

38
38万円で本ができた」って言う、ギョーカイ関係者には刺激的なタイトルの本が出ました。
世を上げての自費出版ブームに冷や水をかけるような内容の本です。
世の中には、一生に一冊は本を出してみたいと思っている人が沢山いるようで、今や、本を読む人よりも、本を書きたい、出したい、と言う人の方が多いようで、出版関係者は困っている位です。

そういうブームの中で、悪い業者がいて、結構、法外な値段をふっかけたり、もっと悪い業者になると、
自分史コンクール等と言って、懸賞募集で素人さんから原稿を集め、「あなたは入賞次点だった、惜しかった。内容が良いので、市販すれば売れるかも知れない。本にしたらどうか」等と甘言で、応募者を騙し、多額のお金を掠め取ったりします。
そうやって騙された場合は1000部で300万円前後のお金をとられますが、「そんなの自分で印刷所に直接頼んで作れば38万円でできるよ」と言うのが、本書の著者の主張です。


38万円で本ができた
↑余り本屋さんでは見かけませんので、アマゾンで買うのが確実です。

☆「38万円で本ができた」両国の隠居の素人出版のノウハウ
1,四六判並製カバー無し、160ページの本なら、1000部、38万円で誰でも作れる。
2,個人が本一冊分の原稿を一気に書き上げるのは大変。まずは、ブログに書きためよう。
3,ブログに原稿を書くときの、著者流の文章術のコツは、以下のとおり。
4,一つ一つの文章は短く箇条書きふうに。できるだけ結論から書く。2,3行で一つのことを言い切る。
5,少し多すぎるくらいに小見出しを入れる。自分では少し大きすぎるのではと思うぐらいの文字を使う。
6,ワープロを使うと漢字が多くなる。ひらがなの海に漢字を浮かべるくらいのつもりで書く。
7,構成をしっかりさせるには、最初に、目次とそれぞれの項目に何を書くかを決めた一覧表を作る。
8,一冊の本に目新しいことばかりを並べては読者が混乱する。8割は読者が良く知っていることで構わない。
9,一冊の本の構成はワンパターンでOK!余りパターンを変えると読者がついて行けなくなる。
10,最低100冊以上自分で売りさばく位の覚悟が無いと、自費出版はできない。
11,本のPRにはブログが効果的。まずは自分のブログを使って、自分自身のPRから始めよう

 途中からは、業界事情の話になりますが、6章位までは実践的で役立つ本です。

 ただ、本当に素人の方が本を作るには、かなり説明が足らない感じもします。
 果たして全くの素人の人が印刷所に行って、一人で、原稿を入稿して、校正して、本を作れるでしょうか?
 また、販売についても、全く身も知らずの人間に、口座を貸してくれるものでしょうか?
 やはり、そこには、何らかの紹介者なり、業界に詳しい人間が介在する必要があるのではないでしょうか?
 そうすると、300万円は高過ぎですが、半分の150万円位なら、自費出版業者に頼んでも高くは無い気もします。

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